腰の痛みで代表的なものといえば、「ギックリ腰」。
このギックリ腰は、あまりに突然、激しい痛みに襲われる為、ドイツでは『魔女の一撃』と呼ばれています。
立ち上がることができない、少しでも動くと激痛が走る、寝返りも痛くてできないなどの症状がある場合は、とにかく安静です。
左右どちらでも楽な方に横になります。ひざの間にクッションを入れると楽になります。仰向けに寝る場合には、両膝を立てて寝ましょう。
患部が炎症を起こしているので、お風呂に入って体を温めたり、飲酒は避けなければいけません。 絶対安静が必要ですが、トイレなど、どうしても動かなくてはいけない時は、コルセットなどで固定すると比較的楽に移動できます。
2~3日で痛みが落ち着きます。それでも痛みが落ち着かない場合は、治療が必要です。
仕事や家事にと、早めの回復をご希望の場合は、往診も行っておりますので、庄司名倉堂接骨院までご連絡を下さい。
○ 症 状
ぎっくり腰
腰まわりの筋肉が痛い
腰になにかをブル下げているような重量感
前後に体を曲げた時に痛む など
○ 治療法
問診や検査により原因、負傷箇所を究明します。どの部分の緊張が原因なのか、どのような動きが痛いのか、など。
炎症により腫れや熱がある場合は患部を冷やします。干渉波治療器やマイクロ波治療器による理学療法や温熱療法に加え、手技療法により周囲の筋肉の緊張を和らげたり、テーピングやコルセットなどで保護、固定する場合もあります。多くの場合、骨盤の動きやバランスが悪いのでチェックし改善します。動きが改善された後、必要があれば、ストレッチや筋力トレーニングを行います。
○ 予防法
ぎっくり腰は重いものを持ったりしなくても突然痛くなります。その為、「何もしていないのに痛くなった」と思いがちですが、実は骨盤のゆがみが原因で腰まわりに蓄積されたものが、ちょっとした動きをきっかけに強い痛みとなることが多いのです。
腰まわりの筋肉のストレッチや筋力トレーニングで予防することも効果的ですが、疲労や緊張が蓄積されているサインを見逃さないようにして、休息や治療などで早めに対処することが大切です。
○ 腰の痛みのサイン
キッチンなどで同じ姿勢でいると腰がだるくなる
自動車のシートやソファなどに長時間座ると腰が痛くなる
寝起きの腰の動作がつらい
前かがみや後に反らす動きに違和感がある など